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日記兼短文落書置場..........。

日記だったり短文や絵を載せたり等々何でも賄えなノリで。

2025'05.11.Sun
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2008'10.17.Fri

それは、偽りの。


ぼろぼろに崩れ落ちた建物の残骸の中で、一際激しく壊れている一角。かつては空を見上げる広い祭壇だった其処は、今や無様に壊れ果て、大きな岩石がその存在を主張するばかり。人が入るのを拒絶する様なその空間に、私は立っていた。
かつて其処は私が貴方を終わらせた場所。貴方と決別した私が、俺が貴方と初めて直に向き合い、刃を向けた場所。結果的には直接手を下した訳では無いけれど、貴方が此処で生を終わらせたのは周知の事実。今目の前に在るこの巨大な塊が貴方を押し潰したのだから。
未だ回収されていない貴方の身体は、今もまだその固く重い岩の下に埋もれているのだろうか。貴方から偽りの生を受けた俺が生き残り、私を生き返らせた貴方が先に逝ってしまうなんて何という皮肉。いや、それは私が俺として貴方に向き合った際に覚悟していた事。けれど、貴方の最期の姿をこの目で見る事さえ出来ないなんて。
「あんたは、ずるいな」
私には全てを棄てさせておいて、俺には貴方を棄てさせてくれなかった。明確な別れが有りさえすれば、過去として忘れていく事も出来たかも知れないのに。こんな風に微かな期待を残して逝くなんて。
手に持っていた小さな花をその岩石の側に置けば、それは直ぐに風に吹かれて海へと散っていく。自然と笑いがこみ上げてきた。俺が手向ける事も貴方は否定するのか。

先程と何ら変わらないその空間を背に向けて、其処を後にする。視界から見えるぎりぎりの場所で一度振り返り、最後に其処を見上げて笑顔で、一言。

「さようなら、大将」


偽りの挨拶で、お別れを。





奥村愛子さんの曲を久しぶりに聞いてたら、なんかアレシュヴァアレレイに聴こえたので(笑
他にもいろいろ書きたくなったよ。

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2008'10.16.Thu
ハロウィンイラスト描き始めてみました。
ここの所バタバタしててハロウィンとか忘れてました……は言い訳にはなりませんよね(苦笑

今回は調子に乗ってロイゼロとルクアシュとユリレイの3枚を描いてみてます。
前にも一度やった某妖怪バンド3人組コスで、名前繋がりとかいろいろ(笑

出来る限り早く色塗ってハロウィン迄には間に合わせたいですね。
ただ、下書きの時点で愛の入り方の違いがあまり顕著でどうしようかと悩み中です(笑

多分出来たものから上げていきます。



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2008'10.16.Thu
なんか若々しいシュヴァーン。20代前半位か。
根気の特訓の為に頑張って塗ってましたが、この辺で断念……。
いくら塗ってもこれ以上濃くならないんだけど。
……もしかして水筆なのが悪いのかしら(苦笑


この頃よく思うのは、昔思っていた程には20代の人間は大人じゃないと言う事実。年取ったとよく思う(苦笑
かつては17歳主人公を格好良く思い、20代キャラは大人の位置だったのになぁ。
10代なんてみんなガキだったよ、今思えば。
これが後には20代もガキ扱いになるのかしらね(遠い目

年は取りたくないね(笑


取り敢えず。
シングのCGには違和感を感じずにはいられないと言う話。アニメは普通に良いのになぁ、本当。



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2008'10.14.Tue

「…あの者は一体何者なのだ」
手を振り少年を見送る彼の背中を眺めながら、小さく問う。すると彼は静かに微笑を湛えつつ先ほどと同じ事を繰り返した。
「それは僕にも解らないよ」
その声色は先程の心配を含んだものではなく、とても冷たいものになっていて、それは常に聞いている主としての声色そのものだった。彼の豹変振りに、何か企んでいるのかと思ってしまう。
「…では何故匿っているのだ」
その冷酷な顔に、悲しさに似た感情が湧き上がるが、それは極力心の内に隠して、冷静を押し通しながら続けて問う。すると私の葛藤など分かりきっているのか、嘲笑うかのような笑みと口調で答えを返された。
「あれは、この世界のものじゃない」
「何…」
「僕には分かる。あれはマナとは違う『もの』で成り立ってる。そんなのはこの世界じゃありえないからね」
返ってきた答えは突飛したものだった。意味が分からず聞き返せば、エルフの血を引かない君には分かるわけがないよね、と暗に言われる。少なからず歯痒く感じるが、今はそれを気にしている場合ではない。
まさかと思う私の予想を肯定するように彼は続ける。
「それに少しだけだけどオリジンの力の干渉を感じた。あれは時空間を越える力を持っている。別世界のものを連れてきてもおかしくは無い」
「…それは、あの者が別の世界の人間だと…」
別の世界が存在しないと、言い切ることは私には出来ない。それはかつてデリスカーラーンの存在を知った時から分かっていた事だ。絶対など、存在しない。
オリジンが今の状態から干渉を行ったというのは気になるが、しかしそれ以外の理由は私にも思い付かなかった。
ならばと彼の意見の肯定を得る為に私の予想を伝えれば、返ってきたのは意外にも否定の言葉だった。
「ふふ…それはおかしいな。多分あれは人間ではないからね」
「……、ではハーフエルフだと」
「違うな。あれは人間でもハーフエルフでも、無い。人間そっくりの…偽物だよ」
薄い笑いを浮かべながら彼は楽しそうに答えを述べ始める。それはまるで新しい玩具を見つけた子供の様だった。





漸く15話を上げれました。
ミトスばっかでジェイド出てないとか言わないで(苦笑
あと3、4話したら出てくると思う、ので。

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2008'10.11.Sat
水彩は好きなんだけど、下書きを綺麗に描く根気がない私には実は結構辛かったりする。

しかもびびり症なのか濃い色が塗れず薄い色を何度も塗り重ねるから、やっぱり途中で根気が持たない。


今回はユーリを公式資料とにらめっこしながら頑張って描いてじっくり塗ってます。
取り敢えず薄く塗った時点で今日は疲れ果てました(苦笑


あとでちゃんと塗り直せればいいな。



近頃頭が文章から離れているのか、書こうと思うのに続きが書けない。変に今まで頑張ってたからスランプにでも入ったか(汗

焦らず焦らず、のんびり行こう、うん。



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