2007'11.14.Wed
どうもこの携帯は小説を上げるのには向いてないようで、いろいろと苦労しています(苦笑
全文がコピれないと続きで更新するのは大変なんです…しかも書き込み欄1000文字の制限あるしさ(汗
前の方がよかった……と思わないこともないです。
まぁ慣れるしかないよなぁ。
ただ、お題文を日記更新していくのはちょっと辛いかも(苦笑
今回は前に書いたロイゼロ文の途中まで。キリが悪くちょっと最後を省いたら偶然1000文字以内になってました。
多分省かなかったら入んなかったんだろうな(苦笑
続きからどうぞ
全文がコピれないと続きで更新するのは大変なんです…しかも書き込み欄1000文字の制限あるしさ(汗
前の方がよかった……と思わないこともないです。
まぁ慣れるしかないよなぁ。
ただ、お題文を日記更新していくのはちょっと辛いかも(苦笑
今回は前に書いたロイゼロ文の途中まで。キリが悪くちょっと最後を省いたら偶然1000文字以内になってました。
多分省かなかったら入んなかったんだろうな(苦笑
続きからどうぞ
キン…と弾いた剣先。静寂に響き渡るそれは、まるで火花を散らした様だった。
素早く振られる二本の刀に、同じく素早くしかも隙無く打ち返す短剣。それだけで見事な剣舞だけれど、それ以上に見事なのはその姿。
赤い服にひらひらと舞う白い紐は、彼の動きを追うように風に靡く。桃色の服にゆらゆらと揺れる紅い髪は、彼の動きに合わせて優雅に舞う。
二人の真剣なその姿に思わず目を奪われてしまいそうなくらいだった。
やがて短剣は空へと弾かれ、刀の一本が喉元に向かう。体勢を崩した紅い髪の男は悔しそうに、しかし嬉しそうに見上げる。
「勝負有り、だな」
赤い服の男は心底嬉しそうにそう告げた。
練習試合を終えた頃には、時はもう夕刻。辺りは朱から黒に染まろうとしていた。周りに人影は見えなくなっている。刀を鞘に仕舞って相手を見れば、体勢を立て直す事無く未だ座り込んでいた。
「何やってんだよ…ゼロス」
そう言って手を差し延べれば、へらへらと笑って手を取り立ち上がる。俺さまはだいじょーぶよそれにしてもロイド君は強くなったなあ、と笑いながら。
その姿に何かもやもやしたものを感じたけれど、原因が分からずとりあえず帰るよう促した。するとさっきまでとは違い、今度はすたすたと歩いていってしまう。
「何なんだよ……いったい」
その呟きは広い公園に響いて、消えた。
「お帰り、ロイド」
宿に帰ればもう時間は夕飯で、大きなテーブルに沢山の料理が並んでいた。もう準備は済んであとは食べるだけ、そんな状態だった。皆俺を待っていてくれたのだ。
「ごめん遅くなった」
「全く、もう少し早く帰って来れたのではなくて。ゼロスは帰って来ているのだから」
先生の小言がちくちくと刺さる。でもゼロスは勝手に先に帰ってしまったんだ。それにそんなに寄り道したつもりはなくて、真っ直ぐ宿に向かったはず。どれだけゼロスは速く帰ったって言うんだ。
「どうせまたゼロスに負けて落ち込んでたんでしょ」
「な……違うよ!今日は勝ったんだぜ」
「またまた~」
「それはホントだぜぇ、がきんちょ。今日はロイド君の勝ちー」
騒ぐゼロスの姿はいつもと何も変わらなくて、いつものようにへらへらと笑っていた。それは変わらない日常の姿で、だからこそさっきのは何だったのだろうかと、疑問を感じずにはいられなかった。
素早く振られる二本の刀に、同じく素早くしかも隙無く打ち返す短剣。それだけで見事な剣舞だけれど、それ以上に見事なのはその姿。
赤い服にひらひらと舞う白い紐は、彼の動きを追うように風に靡く。桃色の服にゆらゆらと揺れる紅い髪は、彼の動きに合わせて優雅に舞う。
二人の真剣なその姿に思わず目を奪われてしまいそうなくらいだった。
やがて短剣は空へと弾かれ、刀の一本が喉元に向かう。体勢を崩した紅い髪の男は悔しそうに、しかし嬉しそうに見上げる。
「勝負有り、だな」
赤い服の男は心底嬉しそうにそう告げた。
練習試合を終えた頃には、時はもう夕刻。辺りは朱から黒に染まろうとしていた。周りに人影は見えなくなっている。刀を鞘に仕舞って相手を見れば、体勢を立て直す事無く未だ座り込んでいた。
「何やってんだよ…ゼロス」
そう言って手を差し延べれば、へらへらと笑って手を取り立ち上がる。俺さまはだいじょーぶよそれにしてもロイド君は強くなったなあ、と笑いながら。
その姿に何かもやもやしたものを感じたけれど、原因が分からずとりあえず帰るよう促した。するとさっきまでとは違い、今度はすたすたと歩いていってしまう。
「何なんだよ……いったい」
その呟きは広い公園に響いて、消えた。
「お帰り、ロイド」
宿に帰ればもう時間は夕飯で、大きなテーブルに沢山の料理が並んでいた。もう準備は済んであとは食べるだけ、そんな状態だった。皆俺を待っていてくれたのだ。
「ごめん遅くなった」
「全く、もう少し早く帰って来れたのではなくて。ゼロスは帰って来ているのだから」
先生の小言がちくちくと刺さる。でもゼロスは勝手に先に帰ってしまったんだ。それにそんなに寄り道したつもりはなくて、真っ直ぐ宿に向かったはず。どれだけゼロスは速く帰ったって言うんだ。
「どうせまたゼロスに負けて落ち込んでたんでしょ」
「な……違うよ!今日は勝ったんだぜ」
「またまた~」
「それはホントだぜぇ、がきんちょ。今日はロイド君の勝ちー」
騒ぐゼロスの姿はいつもと何も変わらなくて、いつものようにへらへらと笑っていた。それは変わらない日常の姿で、だからこそさっきのは何だったのだろうかと、疑問を感じずにはいられなかった。
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