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日記兼短文落書置場..........。

日記だったり短文や絵を載せたり等々何でも賄えなノリで。

2025'05.11.Sun
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2006'11.02.Thu
世界が、揺れた。




その揺れは多くの生命と築き上げたものを飲み込んで。










海に、消えた。









昔むかーし中学生の頃に突発的に書いてたオリジナル小説がありまして。
その題名が『罪』っていうんですが(ひねりないなぁ
それを近頃本格的に書こうと思いまして(漫画とかどうした

暖め続けて、でも設定は二転三転してるんですが、どうしても書き上げたいんですよね。
ありえないぐらい長編の予定ですけれども。
本当はそれようにオリジナルサイト立ち上げるはずでしたがまだ量が無いので日記でちょこちょこ上げてこうかと。

ここは何のサイトだとか言われそうですが、一応は『ユルリ個人サイト』なので(苦笑

適当に切り上げたいとは思ってますが、なんか載せないと続き書く気失せそうなんで、お付き合いを。

ちなみに短いです。





          ・・
「報告通り鴉(カラス)三匹、無事駆除しました。帰還命令を」

黒く濁った土の上、ピクリとも動かない黒い塊が三つほど転がっていた。
人体と同じぐらいの大きさを誇るそれらは、そこに存在するだけで大きな面積を有している。
ゴミにしては随分と邪魔であった。
鬱陶しげにそれらを足蹴にし、黒い土の中に放り込む。どさ…とその重さに見合った音を立てて、さっきまで煩かったのとは裏腹に今は静かにその穴の中に納まっていた。
他の人間達によって次々と土が被せられ、その姿は視界に入らなくなる。
やっと厭らしいゴミが消えたというのに何故か苛立ちは消えずにいた。無意識にピアスを軽く叩き、返答の帰ってこないそれに声を荒げてしまう。

「帰還命令、出せよおい。聞いてないとか言うんじゃねぇぞ」

このままこんな外に放置されるのは御免だった。こんな死んだ世界、まともな人間が住むところじゃない。
真っ黒に汚染された土壌、マスク無しでは人体に危うい空気、耐え切れぬ臭気、灰色の空。
そして大量発生したこの粗大ゴミで生ゴミな奴ら。
外は醜く、荒れ果てている。

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