2007'07.08.Sun
クラゼロ?ミトゼロ?な感じ。
救えん話です(苦笑
てか、別に彼岸花関係ない(汗
ゲームやった人じゃないと分かんないような優しくない話は、大好きです(爆
前回と同じく続きから。
救えん話です(苦笑
てか、別に彼岸花関係ない(汗
ゲームやった人じゃないと分かんないような優しくない話は、大好きです(爆
前回と同じく続きから。
冷たい街の一角に、一輪の花があった。
一際周りとは違う雰囲気を纏ったそれは、しかし周りと同じ様に生気はなかった。
「それは何に対するものなのかな、クラトス」
後ろから響く声はとても優しく、それは酷く懐かしい。
「救い切れなかった自分が不甲斐無い?よくもそんな事言えるよね、後押ししたのはお前なのに」
しかしそれも声色だけ。内容は酷く冷め切っている。
「お前の身勝手な我が儘に最期まで振り回されて」
変わってしまったのは彼の人か、それとも。
「本当に可哀相な子だね、『お前』は」
優しくその『石』を撫でる様は、まるで聖母。しかし向ける視線は憐れみを孕んでいる。
「こんなの、唯の地獄でしかないのにね」
お前達親子は、二人して狂ってるよ。
「本当に、何に対して花なんか手向けてるんだか」
この世界の主が去った後、冷たい街の一角に唯一存在する墓石の前で、一人の男が立っていた。
「………ゼロス」
男の声に答える者は存在しない。墓石にはめられた小さな石が輝くのみだ。
「お前も、私を愚かだと笑うのだろうか」
男の静かな問答に、微かにその石は光った。
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