2006'02.21.Tue
それは本当に唐突に。
気付いてしまったその気持ちを抑えることは出来なくて、ただ会いたいと、思って。
会ってしまえば想いは募るばかりで、一度だけ、無理矢理同じ宿に泊まらせた。
その時の俺はガキでしかなくて、それは今でも変わらないけれど、その時はただ勢いで気持ちをぶつけた。
あいつは何も言わなかったけれど、それこそ、おかしいぐらいに黙り込んで俯いていたから。
俺はなんとなく嬉しくなって、そのままゆっくり抱きしめたら。
手の中の温もりは暖かかった。
「このまま、俺達一つになれないのかな…?」
そうすれば全てお前に返す事が出来るのに。
ふと口にしてしまったその言葉はアッシュに聞かれる事はなくて、少し安心する。
聞かれてしまえば明らかにアッシュは嫌な顔をしていただろうから。
そんなアッシュを見るのは嫌だった。
それでも口に出しておかなければいけない気がしたのは。
そうしないと、何故か。
何故かアッシュが消えてしまうような、そんな気がして。俺じゃなく、アッシュが。
本当に消えるべきなのは、…俺なのに。
「一つに、なれないのかな…?」
もう一度呟いたその言葉は、静かな虚空に消えていった。
next..
誰かさんを見習ってこっそり連載。
まあ隠す物でもないんだけど。
この前のルクアシュやり直しを長々と。
気付いてしまったその気持ちを抑えることは出来なくて、ただ会いたいと、思って。
会ってしまえば想いは募るばかりで、一度だけ、無理矢理同じ宿に泊まらせた。
その時の俺はガキでしかなくて、それは今でも変わらないけれど、その時はただ勢いで気持ちをぶつけた。
あいつは何も言わなかったけれど、それこそ、おかしいぐらいに黙り込んで俯いていたから。
俺はなんとなく嬉しくなって、そのままゆっくり抱きしめたら。
手の中の温もりは暖かかった。
「このまま、俺達一つになれないのかな…?」
そうすれば全てお前に返す事が出来るのに。
ふと口にしてしまったその言葉はアッシュに聞かれる事はなくて、少し安心する。
聞かれてしまえば明らかにアッシュは嫌な顔をしていただろうから。
そんなアッシュを見るのは嫌だった。
それでも口に出しておかなければいけない気がしたのは。
そうしないと、何故か。
何故かアッシュが消えてしまうような、そんな気がして。俺じゃなく、アッシュが。
本当に消えるべきなのは、…俺なのに。
「一つに、なれないのかな…?」
もう一度呟いたその言葉は、静かな虚空に消えていった。
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まあ隠す物でもないんだけど。
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