2011'08.20.Sat
リハビリ文です。短め。甘々。
旅の途中、立ち寄った宿屋の一室。酷い雨音が響き渡る部屋で、息を潜めて隠れる様に舌を絡める。
くちゃりと時折合間から漏れる音は、しかし締め切った窓に当たる水滴によってかき消され、唾液と熱だけがその間を行き交っていた。
今まで何度も行ってきた、仲間には秘密のこの行為。とてつもない背徳感に、頭がくらくらする。
「は、ぁ・・・」
どれくらいそうしていたんだろう。気がつけば堪えきれずにゆっくりと唇を離して、足りなくなった酸素を肺に吸い込んでいた。
朦朧とする頭で彼を見つめるも、焦点が上手く定まらない。必死に落ち着こうと深呼吸をしていれば、温かい手のひらが頭を優しく撫でる。
「愛しているよ・・・リタ」
耳元を撫でる酷く優しい声。漸く定まった焦点で改めて彼を見れば、そこにあったのは私しか知らないとても穏やかな彼の顔で。
「・・・知ってる、わよ」
またいつもの様に、彼しか知らない泣き顔で私は笑うのだ。
選択制お題より
配布元:Abandon
甘々?(笑
甘々なんです私にとっては!
久しぶりにまともに文書きましたが、前みたくはやっぱり難しいですね(苦笑
旅の途中、立ち寄った宿屋の一室。酷い雨音が響き渡る部屋で、息を潜めて隠れる様に舌を絡める。
くちゃりと時折合間から漏れる音は、しかし締め切った窓に当たる水滴によってかき消され、唾液と熱だけがその間を行き交っていた。
今まで何度も行ってきた、仲間には秘密のこの行為。とてつもない背徳感に、頭がくらくらする。
「は、ぁ・・・」
どれくらいそうしていたんだろう。気がつけば堪えきれずにゆっくりと唇を離して、足りなくなった酸素を肺に吸い込んでいた。
朦朧とする頭で彼を見つめるも、焦点が上手く定まらない。必死に落ち着こうと深呼吸をしていれば、温かい手のひらが頭を優しく撫でる。
「愛しているよ・・・リタ」
耳元を撫でる酷く優しい声。漸く定まった焦点で改めて彼を見れば、そこにあったのは私しか知らないとても穏やかな彼の顔で。
「・・・知ってる、わよ」
またいつもの様に、彼しか知らない泣き顔で私は笑うのだ。
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