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日記兼短文落書置場..........。

日記だったり短文や絵を載せたり等々何でも賄えなノリで。

2025'05.10.Sat
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2008'02.04.Mon
なんか久しぶりですか?(笑
現在連載(というか小出し(苦笑)しているミトゼロの過去2回分です。
あとでちゃんとパソで更新しますが取り敢えず。
てか、これ全部上げると無茶苦茶長くなりそうだ(笑

スクロールでどうぞ。














彼らに従事すると決めてから俺の生活は変わった。それまでは屋敷中心だったのに、今はデリスカーラーンとテセアラを行ったり来たりだ。とはいっても実質的にはメルトキオ内で屋敷と教会の行き来に過ぎなかったけれど。
神子の座を譲ると言っても簡単には行かなかった。一度決まってしまったものを変えるのは難しいのだという。でも赤の他人に譲るのとは違って妹であるセレスに譲るんだからそこまで難しいのかと聞いてみたら誤魔化されてしまった。
そこで疑問が湧き上がってしまったけれど、マナが違うのだから今は仕方がないと、今後お前にはそれを賄うべく訓練を受けてもらうのだと言われれば、従わない訳にはいかなかった。これは全てセレスの為。神子を棄てる為。何だってやってやると決めたんだから。

「魔導、注入……?」
「そうだ、そしてお前にはマナを扱う力を身に付けてもらう」
「……なんでそんなこと」
意気込んで臨んだ部屋にはなにやら物々しい装置が沢山あって、何がなんだか分からずにいればそう言われた。何故そんなことを俺がしないといけないのか、その時は全く分からなかった。後々、その訳を彼から聞くことになったのだけれど。
「神子の座を、譲りたいのだろう」
有無を言わさぬその響きに息を飲んで、仕方無く渡された粉末を口に含んだ。
「……にが、っ」
突如歪んだ視界、崩れる体。毒だったのかと思ったのも束の間、為す術もなく重力に従い倒れていく中で、俺の意識は途絶えた。



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