2008'04.11.Fri
題に沿ってません(今更
ふるり、と震える瞼から静かに溢れ出す涙を優しく舐めとると、閉じていた瞼をゆっくりと開いて見つめ合った。潤んだ翡翠は例えられない程綺麗で、其処に映っているのだと思うと胸が熱くなった。
「ろいど、」
小さく形の良い唇でそう呟かれた。返事の代わりに優しく笑いかければ、至極綺麗な笑みが返された。
たまらずその唇を優しく啄んだ。くすぐったそうな素振りを見せて、更に舌を絡めた。
「どうしたんだ」
緩慢な動きで咥内を味わってゆっくりと唇を離し、静かに問い掛けた。返されたのは、珍しく曖昧な笑み。ぞくりと、身体に震えが走った。
「ごめんな」
呟かれた言葉の意図を聞こうとしたら、
その口を唇で塞がれた。その先は聞けなかった。
その夜は珍しく激しく抱いた。紅い髪が大きく揺れていた。眼が合えば無様な顔が瞳に映っているのが見えた。それを誤魔化すように更に激しくした。
次第にすすり泣く声が聞こえて動きを止めれば、酷く悲しそうな顔をしていた。
「なんで」
震える声でそう言った。返ってくる返事は無かった。
その歪みを気付かなかった振りをして、続きを求めた。
彼が俺の前から消えたのは、次の朝だった。
敢えて最後以外人称を書きませんでした。分かり辛いですがロイゼロです。実は視点はぐちゃぐちゃです。
消えたのはどっちなのか、分かった方は凄いと思います(笑
ふるり、と震える瞼から静かに溢れ出す涙を優しく舐めとると、閉じていた瞼をゆっくりと開いて見つめ合った。潤んだ翡翠は例えられない程綺麗で、其処に映っているのだと思うと胸が熱くなった。
「ろいど、」
小さく形の良い唇でそう呟かれた。返事の代わりに優しく笑いかければ、至極綺麗な笑みが返された。
たまらずその唇を優しく啄んだ。くすぐったそうな素振りを見せて、更に舌を絡めた。
「どうしたんだ」
緩慢な動きで咥内を味わってゆっくりと唇を離し、静かに問い掛けた。返されたのは、珍しく曖昧な笑み。ぞくりと、身体に震えが走った。
「ごめんな」
呟かれた言葉の意図を聞こうとしたら、
その口を唇で塞がれた。その先は聞けなかった。
その夜は珍しく激しく抱いた。紅い髪が大きく揺れていた。眼が合えば無様な顔が瞳に映っているのが見えた。それを誤魔化すように更に激しくした。
次第にすすり泣く声が聞こえて動きを止めれば、酷く悲しそうな顔をしていた。
「なんで」
震える声でそう言った。返ってくる返事は無かった。
その歪みを気付かなかった振りをして、続きを求めた。
彼が俺の前から消えたのは、次の朝だった。
敢えて最後以外人称を書きませんでした。分かり辛いですがロイゼロです。実は視点はぐちゃぐちゃです。
消えたのはどっちなのか、分かった方は凄いと思います(笑
PR
Post your Comment
カレンダー
カテゴリー
最新記事
2013
/
05
/
03
(
Fri
)
17
:
37
:
24
)
2013
/
03
/
06
(
Wed
)
22
:
28
:
45
)
2012
/
07
/
27
(
Fri
)
07
:
30
:
39
)
2012
/
04
/
13
(
Fri
)
22
:
29
:
04
)
2012
/
02
/
16
(
Thu
)
02
:
05
:
21
)