2008'04.22.Tue
爆風で舞い上がった埃に顔をしかめたのは覚えている。直後に酷い鈍痛を浴びたのも。けれど、その後は分からない。
気が付いたら自分はこの白い世界に居たんだ。
ぼんやりとする頭で何も分からないまま、白い服の男に腕を引かれて連れてこられるのは、いつも不気味な機械の前。言われるままに繋がれて視界は真っ暗。酷い頭痛と酷い吐き気に襲われるまであと数秒。
白い地獄は此処から始まる。
一瞬にして開かれた視界に映る白い空間。何処までも続くそこにいるのは白い塊。手を伸ばそうとすれば手のひらにはずっしりとした重みがある。
気が付けば己の腕はそれを白い塊に向けて放っている。
白い空間に赤が舞う。
そして、再び。
(狂ってる。この連中も、この世界も)
塊から噴き出した血が空間を真っ赤に染める頃、出来た血溜まりに映るのは自分の姿。それは頭から真っ赤に染まっている。
(この俺も、みんな、狂ってる)
赤く湿った髪の隙間から、気味の悪い金色の眼が覗いていた。
そしていつもの様に視界は闇に戻る。
瞳を開けば目の前には不気味な機械があった。
機械で精神的に痛めつけるとか研究所はやってればいい。
でもどうなんだろう(苦笑
気が付いたら自分はこの白い世界に居たんだ。
ぼんやりとする頭で何も分からないまま、白い服の男に腕を引かれて連れてこられるのは、いつも不気味な機械の前。言われるままに繋がれて視界は真っ暗。酷い頭痛と酷い吐き気に襲われるまであと数秒。
白い地獄は此処から始まる。
一瞬にして開かれた視界に映る白い空間。何処までも続くそこにいるのは白い塊。手を伸ばそうとすれば手のひらにはずっしりとした重みがある。
気が付けば己の腕はそれを白い塊に向けて放っている。
白い空間に赤が舞う。
そして、再び。
(狂ってる。この連中も、この世界も)
塊から噴き出した血が空間を真っ赤に染める頃、出来た血溜まりに映るのは自分の姿。それは頭から真っ赤に染まっている。
(この俺も、みんな、狂ってる)
赤く湿った髪の隙間から、気味の悪い金色の眼が覗いていた。
そしていつもの様に視界は闇に戻る。
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機械で精神的に痛めつけるとか研究所はやってればいい。
でもどうなんだろう(苦笑
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