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日記兼短文落書置場..........。

日記だったり短文や絵を載せたり等々何でも賄えなノリで。

2025'05.10.Sat
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2008'06.07.Sat
はロクハレの日だという事で(笑





相変わらずの鬱陶しさに溜め息を漏らせば、中からアレルヤの苦笑が響く。けれど代わる気は更々ないようで、ドンマイ、と最早口癖になっているそれを返された。
「………、はぁ」
「どうしたんだよ、さっきから溜め息ばっかりで」
怪訝そうに見つめてくる視線に、お前のせいだと喚きたかったが、どうせ意味は無いんだろうと諦めて、また溜め息を吐いた。
「なら、離れろよ」
「それは出来ないな」
がっしりと腰を抱き締める腕を緩めることは無い。身動き一つ取れないまま、小一時間が過ぎていた。
まるで縋るような体勢に最初は驚きつつも、長く続けばそれもただ面倒なだけだ。先に発展するかとなまじ期待していただけに、逆に苛立ちは募るばかり。
「………たく、ママに泣き付く子供かっつーの」
「そうなのかもなぁ」
零した揶揄に苦笑しながら答える声に、驚きを通り越して呆れを感じた。大の男が何を言ってるんだ。つかそれよりも。
「俺は母親代わりかよ」
「例えだよ、例え。母親にはこんな事はしないだろ」
そう言うと回された腕が服の中に入り込む。いきなりのそれに息を飲んだ。
「っ、………な」
「期待、してたんだろ」
「うるせぇ」
じわじわとこみ上げる感覚に酔ってしまいそうだった。誤魔化すように吐き出した反論は、思いの外舌足らずで。
「今日ぐらいは慰めてくれないか」
「…………」
「ハレルヤ……、」
「………いいぜ」
もうどうでも良くなってしまった。

いつの間にかアレルヤの気配は消えていた。あいつの事だから気を使ったんだろうけど、今日だけはその心遣いに感謝することにした。




裏へは行きません(笑
私的にはこれはいちゃいちゃしているだけなんだが、如何に?

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