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日記兼短文落書置場..........。

日記だったり短文や絵を載せたり等々何でも賄えなノリで。

2025'05.10.Sat
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2009'08.17.Mon
マガログ第二弾6月ログでルクアシュ。
ぬるいえろ文。珍しい出来のお話。
いちゃいちゃしてるだけ。




暖かい日差しの中、遠くに小鳥の囀りを聞きながらふかふかとしたベッドの上で微睡む。時折瞼を刺激する日光に起床を促されるけれど、まだ頭はぼんやりとしていて、もう少しこうして横になっていたかった。
とりあえず眩しい日光から逃げるために体を反転させようと頭を捻る。すると目の前に紅い髪が広がっていた。結構な長さのそれに、あれ俺髪切ったはずだよなぁ、と考えていれば、その隙間から覗いた見慣れた白い顔に、一瞬にして昨日の事を思い出した。

(そう言えばアッシュと寝たんだっけ)

昨晩偶然にも同じ宿に泊まる事になった俺達は、部屋代を節約するために同じ部屋に泊まる事にした。元々俺達の方は男性陣の部屋は一人分開いていたし、アッシュも丁度良かったんだと思う。最初は嫌々って感じだったけど。
本当は何事も無く朝を迎えるつもりだった。俺達もアッシュも毎日忙しく動き回っている身だ。宿でゆっくり休める日は決して多くは無い。だから俺もそうだけど、アッシュも疲れてるだろうと思って我慢しようとした。
(あれはアッシュが綺麗なのがいけないんだよな)
そう決意して部屋の扉を開ければ、そこに居たのは珍しく前髪を下ろしたままのアッシュで。僅かに湿ったそれに風呂上がりだと分かる。紅くていつもはさらさらしてる髪が顔や首に軽く張り付いていて、何て言うか、えろかった。
少なからず何度かアッシュとそう言う事をしている身としては、その姿に色々と想像してしまう訳で。ドアの前で固まった俺を、らしくないきょとんとした顔で見つめられれば、我慢なんて出来るはずがなかった。


「あー……駄目じゃん、俺」
一通り思い返せばもう意識はしっかりしていて。寧ろ昨晩の事を思い出したせいで、朝っぱらだというのに自身が元気になっている。泣きたい気分だ。しょうがないからトイレ行くか、と情けなくベッドから身を起こせば。
「………ぅん、」
「……え、勘弁してよアッシュー…」
ぐい、と腕を引かれて再びベッドに沈んでしまう。一層アッシュの顔が近くになって、身体の熱もまた上がってしまった。
逃げようと身を捻ってもアッシュの腕は俺の背中に回っていて身動きが出来なかった。夢で俺の事とか見てるのかなぁ、なんて少し嬉しくも思ったりしながらも、上がる一方の熱に困り果ててしまう。
(正直、もう我慢出来そうに無いよ…)
そんな俺を知る由も無く、アッシュはすやすやと規則正しい寝息を立てている。薄く開いたその唇を見ていたら、何だか無性にキスしたくなって、起こさない様に恐る恐る顔を近付けた。触れれば柔らかいそこに、昨晩の事を思い出しながら何度も何度も啄む様に軽いキスをする。この感触をおかずに後で抜こうとぼんやり考えながら繰り返していれば、唐突に聞こえる呻き声。見ればアッシュが薄く瞼を開いて、未だ意識は夢の中なのかぼんやりとしたまま俺を見ていた。
とっさに顔を離して出来る限り距離を取る。腕はまだ背中に回ったままだから、あまり離れてはいないけれど。
「………るーく、?」
「あ、はは……おはよ、アッシュ」
俺の姿を確認して、寝起きの舌っ足らずな声で俺の名を呼ぶ。誤魔化す様に返事をすれば、アッシュは不思議そうに目を瞬きさせる。その様子に可愛いなぁ、と思っていれば、唐突に突き放された。
「な…、何してやがるんだっ、この屑が!」
「何だよーアッシュ、寝ぼけて離さなかったのはお前だろ」
「……う、煩い」
「まぁいいや、離して貰えたし俺トイレに……」
目が覚めた瞬間、さっきまでの可愛い素振りは無くなって、いつものアッシュに戻ってしまった。それはそれで良いんだけど、何だか残念な気分だ。さっきの感触を忘れない内にトイレに逃げ込んでしまおう。
そう思ってアッシュに背を向ければ、再び引き寄せられた腕。振り向けばアッシュが済まなそうな顔をして腕を伸ばしていた。
「アッシュ?」
「……おい、それ」
そう言って見つめてるのは盛り上がっている俺のズボンの部分で、もう情けないというか恥ずかしいというか、居たたまれない気分で一杯だ。
「え、あ、気にしないでって…え?」
「動くなよ」
「え、ちょっと、アッシュ!?」
いつの間にかアッシュの腕は俺のズボンに掛かっていて、慌ててる俺を尻目にそのまま下着姿にされてしまう。その上から自身をその長い指で撫でられれば、息を飲まずには居られなかった。
「っ…、アッシュ何で、」
「……別に」
戸惑いながらそう問い掛ければ、素っ気ない返事が返ってくる。でも赤くなってる顔に照れているんだとすぐに分かった。だって、耳まで真っ赤に染まってるしな。その様子に微笑めば、アッシュは俯いて顔を隠す。紅い髪の隙間から見える顔は、更に真っ赤に染まっていた。
「……、もしかしてアッシュも」
「………っ、」
「やっぱ俺の事夢見てたんだ、アッシュって本当可愛いよな」
「いい加減な事を言っ…、ぅあっ」
「ほら、こんなに」
そう言ってアッシュの自身に腕を伸ばせば、そこは俺と同じ様に張り詰めていて、ゆっくりと布越しに扱いてやれば微かに湿り気が帯びてくる。堪える様に小さく声を漏らすアッシュをもっと見たいと思って、邪魔な布を取っ払って直接触れてみた。するとアッシュは嫌々と首を振りながら快感に堪える。その姿が一層可愛かった。
「気持ちいい?」
「そ、なわけな…いっ、」
「素直じゃないよなぁ。ならさ、ここの手止めるなよ。俺、アッシュに気持ち良くして貰いたいし」
いつの間にか止まっていたそこを指差せば、アッシュは思い出した様にゆるゆると指を動かす。その顔は何だか一生懸命で、その健気さに愛おしくなった。それに応える様に俺も一生懸命アッシュの自身を扱いてやる。

気が付けば二人とも朝っぱらから身体を晒して慰め合っていた。互いに交差させた腕の先で、指先で熱を高め合う。
「…っ、アッ、シュっ…一緒に…!」
「んっあ、あっ…るーく……っ!」
殆ど同時に白濁を吐き出して、力の抜ける身体を抱き合いながらベッドに倒れ込む。何だかとても幸せな気分だ。
「………朝からこんな事をするなど」
「先にアッシュがあんな事するからだろ、本当に素直じゃないよなぁ」
「黙れ」
「ま、俺はそんなアッシュを愛してるんだけど」
そう言えばアッシュはまた顔を真っ赤にさせて、そのままシーツに包まってしまった。その姿にまた可愛い、と呟いてシーツごと抱き締めれば、紅い髪は少し揺れたけれど、そのまま静かに腕の中に収まっていた。





選択制お題より。
配布元:Abandon


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