2007'08.12.Sun
改装終了後も変わらず載せます。
久しぶりに書いたD2でシャルリというかシャルジュ。
昔はジュダで頑張ってた、否、頑張りたかったのになぁ。
懐かしい(笑
続きからどうぞ
久しぶりに書いたD2でシャルリというかシャルジュ。
昔はジュダで頑張ってた、否、頑張りたかったのになぁ。
懐かしい(笑
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暗い地下水路の中、ぴちゃんと跳ねる水の音に眉をしかめた。この先に続くのはかつてのあの家。なんと皮肉な事なのだろう。
『……坊ちゃん、本当に良いんですか』
心配そうに声を掛けてくる、生まれた時からの従者で兄弟のような、かけがえの無い存在に軽く触れ、返事を紡いだ。
「どうなんだろうな……僕は死んだ人間だと言うのに、こんなのうのうと生きていて」
『僕が言いたいのはそんなことじゃありませんよ!』
途端悲痛な叫びが聞こえてくる。彼が言いたい事はわかっているのだ。しかし、それは。
「口説いぞ、シャル。……今更、奴らに会ってどうするというんだ」
18年、という月日は長くて短い。しかし、記憶を薄めるには十分な時間だ。今更、消え去った過去が姿を表す必要はないだろう。
「僕は此処で朽ちるのが一番さ」
『……エミリオ、坊ちゃん』
「どうしたんだよ、ジューダス」
目を開ければ、そこには見慣れた金髪。心配そうに様子を伺う様は本当にあいつにそっくりだ。
同意を求めようと背後に手をのばせば、腕は空を切って終わる。瞬時に今までの事を思い出して、静かに唇を噛んだ。
お前は、仲間と共に死を迎えたって言うのにな。僕はまた死ぬ事が怖くなったらしい。
でも、お前はそれを喜んでくれるんだろう。
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